さて、今回はこのブログの趣旨からはかけ離れていますが、実際に手続きしたことをメモ。
中国から楽器の「二胡(胡弓)」を持ち帰るときの手続きです。
二胡には、通常ニシキヘビの皮が使われており、「ワシントン条約」によって日本への持ち込みが制限されています。
そのため、中国管理当局発行のCITES(輸出証明書)が必要になるのですが、ここらへんは詳しく日本大使館・領事館のサイトに書いてあるので、そちらに譲ります。
*在中国日本国大使館「二胡を日本へ持ち帰るには」
*在上海日本国総領事館「二胡を日本へ持ち帰るには?」
上記サイトの上海版の更新時期が2012年5月2日でしたので、ちょっと情報が古め。
中国の実務手続きは法令が変わっていなくても頻繁に変わるので、相違点のみ記しておきます。
1.申請機関: 中華人民共和国瀕危物種輸出入管理弁公室上海弁事処
所在地:上海市浦東外高橋保税区富特北路456号南楼2階
(地下鉄6号線 航津路駅右側出口)
→これは変更なし。地下鉄地下鉄6号線航津路駅の2番出口から出て、徒歩10分ほど。保税区にあるので、周囲は基本的に倉庫が多いです。上海の街中から片道1時間程度かかるのが難点。
2.申請時間:月曜~金曜 9:00~11:30 13:30~17:00
→確認していませんが、おそらく変わっていないでしょう。
3.必要書類等:
(1)二胡
(2)旅券(パスポート)のコピー
(3)二胡収蔵証のコピー
(4)領収書のコピー
(5)輸出許可証申請表(申請時に入手して下さい)
→(1)の二胡現物は不要です。あと、(2)~(4)はコピーと記載されていますが、一応現物を持っていきました。特に別途コピーの提出を求められてはいません。
4.交付:申請から3営業日後
(申請時に発行される「行政許可申請受理通知書」と引き換え)
→いまでも3営業日でした。ともあれ、ぎりぎりの申請よりは、余裕を見たほうがよいでしょう。 申請は10分程度、受領は受け取るだけ。
5.その他:
(1)手数料 200人民元
(2)1人につき2個まで
→手数料は200元でした。